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虚鈴
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技巧を加えず、直線的で簡素な構成ですが、古典本曲中最古のものとして、また吹禅精神に一番近いものとして格別重視されています。伝説では、唐の人、張伯ちょうはくが普化ふけ禅師の振った鐸たく（木の舌したを持つ鈴）の音をまね、竹で吹いたものを、その十六代後の張参ちょうさんから日本の留学僧学心（覚心）が学び日本に伝えたことになっています。つまり唐代に曲が出来、鎌倉時代（1254年）に日本に伝わりました。
CD 尺八古典本曲集［二］の１曲め