「虚空こくう」「虚鈴きょれい」(それぞれ第1巻・第2巻に収録)とならんで、古伝三曲として重視されています。いい伝えでは、尺八で托鉢していた客竹が、伊勢・朝熊山上の虚空蔵堂で夜を明かそうとしてまどろみ、霊夢の中で、舟で海に出て霧がたちこめる中、笛の妙音を聞き、目ざめてからそれをなぞってできた曲といいます。曲調は単純なメロディーのくり返しですが、雅びなおもむきがあり、尺八古典本曲の原旋律として、ここから多くの曲が発展形成されたものと思われます。
CD 尺八古典本曲集[三]の1曲め
投稿日:1980-01-24 更新日:
「虚空こくう」「虚鈴きょれい」(それぞれ第1巻・第2巻に収録)とならんで、古伝三曲として重視されています。いい伝えでは、尺八で托鉢していた客竹が、伊勢・朝熊山上の虚空蔵堂で夜を明かそうとしてまどろみ、霊夢の中で、舟で海に出て霧がたちこめる中、笛の妙音を聞き、目ざめてからそれをなぞってできた曲といいます。曲調は単純なメロディーのくり返しですが、雅びなおもむきがあり、尺八古典本曲の原旋律として、ここから多くの曲が発展形成されたものと思われます。
CD 尺八古典本曲集[三]の1曲め
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