能久

インド哲学

わかりやすい?インド思想のお話し(1)

ご挨拶
 初めまして。小谷能久と申します。今から30年以上前に、縁あって徳山隆先生に吹禅尺八の手ほどきをしていただきました。インド思想、特にヨーガ(瞑想修行の方法、仏教のヨーガ派は漢訳では瑜伽行派)の思想に興味を持ち、東方学院、東洋大学を経由して、何とか京都大学文学部大学院修士課程(インド哲学史)に入学でき、仏教を含めたインド思想をある程度学ぶことができました。
しかし、7世紀頃からインドで発展してきた『タントラ』という宗教運動・体系が何ともわからなかったため、2000年にインドに渡り、運よく良い先生に巡り合え、結果的に6年ほどガンジス川のほとりにあるヴァーラーナシー(長すぎるので以下、ヴァラナシ)で過ごしました。ヴァラナシは、インドの中でも暮らしにくい土地とされていますが、それでも外国人研究者・学生が何人も滞在していました。結果的に、タントラを含めたインド宗教思想の体系が自分なりに理解でき、後で考えると『会うべき人』にも出会え、厳しいながらも良い6年間だったと思っています。
 日本の一般の方の『インド哲学』のイメージとしては、『深遠な』と形容されたり、わけがわからない小難しい感じとかゴータマブッダや仏教のイメージかと思います。日本の学問の世界では、仏教学でも、論理学・認識論が主流の一つとなっていて、一般の方たちの興味とはずれている傾向があります。私自身、小難しい分野にはあまり興味がなく、入門的文献を少し読んだ程度です。
 このコラムでは、インドの宗教思想の流れ全体を、私自身の理解を独断と偏見を交えてお伝えできればと思っています。
(さらに…)

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