お知らせ

2010/1/23 吹禅尺八会のご案内

投稿日:2010-01-15 更新日:

 「第一回 徳山 隆 吹禅尺八会」
1月23日(土) 午後2時~
 於 法身寺 本堂 新宿区原町3-82、電話 03-3202-4876
(地下鉄大江戸線 牛込柳町下車徒歩5分)
 西口から地上に出て左へ。角を右折し、目の前の大久保通りを渡りそのまま路地を
まっすぐ行った左側です。
曲目 三虚霊(虚鈴、霧海じ、虚空)、手向、真虚鈴
終演後、別室にて簡単な懇話会を行います。
 参加費 三千円(当日、五百円プラス)
 予約等 スタジオ・ビーテック新宿
     電話 03-5337-2110(月曜を除く正午~10時)
     Mail to:cde90120@par.odn.ne.jp 

 明治期に浜松から京都に伝わった、最古の本曲三曲を吹きます。三曲を同時に吹くのはおそらくこれが最初で最後です。というのは、「虚鈴」「霧海じ」はとっても抹香くさく、吹禅精神そのものの曲だからです。「無技巧の技巧」が求められ、長く息を吐いてゆくので、吹き手も聴き手もスタミナが要ります。音楽としてはもちろん、座禅・瞑想など精神世界に興味がある方にはピッタリです(CDつき拙著『こころと体をリセットする本』明日香出版社刊には、禅語を紹介しながらこの三曲だけが収録されています)。

 暮れに日本を代表するウインド・オーケストラの指揮者の方にお会いし、以前差し上げたCDをとても褒めていただきました。絶妙な間の取り方は、チェリビダッケ(フルトベングラーの後継者とみなされた指揮者)の音楽に通じるものを感じられたとのこと。自衛隊などあちこちの指導先で禅尺八についてお話いただいているとのことです。

年末最後の4日は、石垣島で過ごしました。寒波でそこそこ寒く、竹富島にいったときだけ晴れていました。岡部師匠(京都在住の随筆家・故岡部伊都子さん)の導きだったのでしょうか(竹富の自然を守るために、師匠は廃屋を買い取っていたといいます)。すぐ売り切れるという村一番のサーターアンタギー(うまいと評判の手作り菓子)を300円で買ったら、おばさんが150円のお茶のペット・ボトルをくれました。返還前に行ったときは、袋にいっぱい星砂の砂浜の砂を持ってきましたが、さすがにそのような野蛮な?行為は禁止する旨の看板が立っていました。島のあちこちで沖縄民謡が流され、『花』などの比較的新しい曲もあるのですが、基本音階構造が伝統を踏まえているので、内地と違うそのメロディー構造がすっかり耳に残って帰ってきました。

23日(土)当日は、演奏中エアコンを切るかもしれないので、防寒対策を各自お願いいたします。

終演後には、別室にて質問タイムを兼ねて、簡単な懇話会を予定しております。これから隔月、演奏してゆきますが、終演後の懇話会では、「互いの人生の定点観測の場」として参加された方同士が交流できる場になればよいと思っています。これが発展して、昔のセミナーのような人間的ふれあいや、人生を語り合う場になればいいですね。

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