さわやかな５月に、今年も鎌倉の友人たちが演奏会を企画してくれました。現地在住の、ヨーガなどをやっている外国の方なども見えます。この機会に、寺詣でなどの〆にお立ち寄りいただければ幸いです。
本年より、「伝統文化新聞」（月刊）の連載を始めました。「尺八のことを少しでも啓蒙できれば」という当方の目論見は、のっけから却下されたので、「伝統文化」を最大限広義にとらえて書いています。
「文化・芸能としての鶴」「清盛と信西」「うたがき」「聖徳太子の笛」の４月までの分、脱稿しましたので、ご希望の方にはメール添付でお見せします。ご一報ください（５月６日頃までコンピューターのない場所におりますのでご送付は、それ以降になります）。五月以降は「双葉山」「永井荷風」「文覚上人（江戸の見世物）」を予定しています。いずれも文化・芸能の観点から書いています。
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徳山 隆 吹禅尺八会
２０１２．５．１２．（土）１６時３０分 （終演予定１８時）
於 円応寺（北鎌倉、建長寺向かい） ※赤い旗が目印。階段上。
席料 二千円
曲目 嘘鈴・霧海篪・虚空（以上、古伝三曲より）
秘曲 明暗真法流 鶴之巣籠
秘曲 奥州伝 鶴之巣籠
お申込み かまくら富士商会（１８時まで）
金子（１８～２２時）
金子携帯
閻魔様で名高いこのお寺の本堂は、漆やとの粉で内部を固めない古製（地なし）尺八の吹奏には最適の環境です。古管名器「虎月」の響きをご堪能ください。現在の尺八楽は、民謡や詩吟の伴奏や、筝曲（三曲）合奏で用いられますが、それより古い歴史をもつ独奏尺八群（本曲）があります。徳山は全国の虚無僧寺が伝えた絶滅に瀕するこれらの多くを研究・伝承。二百余曲をレパートリーにもつ唯一の存在です。