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2012/6/2 きもち・コンサート3

投稿日:2012-05-02 更新日:

6月2日(土)、白楽で三度目のライブを行います。今週末と、いつもながらの間近のご案内で恐縮ですが、御都合つけば、お出かけください。

徳山 隆「きもち・コンサート3」
6月2日(土)午後3時〜4時半(予定)
於 居食ダイニング「きもち」
東横線白楽駅下車徒歩2分(横浜市神奈川区六角橋1—7—1)
予約先電話 045−423−6633(きもち)
席料 2千円(ワン・ドリンクつき)
曲目 禅尺八 手向、布袋軒鈴慕、恋慕流し、松巌軒鈴慕、伊予恋慕 他

※席に限りがあるため、なるべく前日までに電話で予約してください。

間近に、息使いまで感じ取れる空間で、本曲だけ吹きます。今回は、「鈴慕・恋慕」の曲をまとめて。鈴を慕うという曲想は、虚無僧尺八の祖とされる中国唐代の普化禅師が、木の鈴(木鐸)を振りながら街頭行脚した故事にちなみます。

5月の鎌倉の会は、古伝三曲と、大曲「巣籠」二曲というプログラム。二年ほど前、完全暗譜したつもりが、今回かなりの部分の覚え直しで、すっかり体力を消耗。三半規管がしばらくいかれ、4______ 。二曲の「巣籠」は、各々三十分もかかることから、今の「鹿の遠音」のように、コンパクトに再編するのも自分の仕事か。この世から消えないように。

高校生の頃は、エレキ・ブームで、私のフレンチ・ホルンはエレキに化けた。そのエレキは、ヨーロッパに行くので、横国大生で化学実験中の事故で盲人になった友人に貸した。自分としてはプレゼントしたつもりだったが、帰国したとき律儀にも返してくれたから、今も家にある。
自分が聴いてきた音楽は、西洋クラシック音楽や、コルトレーンを中心にしたジャズや、民俗音楽など。これは完全に小泉文夫先生の影響で、ずっと後になって芸大で教わることになる。そして、寺内タケシ(ブルー・ジーンズ、バニーズ)のエレキだ。昨日、そのメンバーだった鈴木義之(名曲『愛のリメンバー』を書いた)が亡くなり、去年?ドラムスの井上正が亡くなった。彼は、琴古流尺八も吹いたので、何度か会ったとき、いろいろ話題があった。革ジャンでナナハンに乗り、プロ・レスラーのような体格だった。同じメンバーの黒沢博は、後に、歌謡曲『三年目の浮気』で少し売れ、その絡みで、最近、ソフバンの携帯CMにちらっと出ている。
今日は、吉田秀和師が亡くなられた。その音楽評論は、音楽だけにとどまらず一つの文学的完成を示しているように思う。早速、白水社の全集を3冊ほど注文した。昔、(寺ではなく)あちこちのホールで独奏会をやった(三十代の頃の話)。ある時、吉田秀和師が聴きに来てくれていたそうな。 合掌

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